消しゴムをくれた女の子

サトミ「・・・福田君だったんだ・・・」

俺「え?」

サトミ「竜也がね、いつも福田君の話をしてたの、でもそれが福田君とは思わなかった・・・同姓の人かと思ってた・・・」


俺「俺もまさか竜也が石原の弟だったとは思わなかったよ・・・言われてみれば・・・」



サトミ「え?」
俺「確かに天然だわ・・・」
サトミ「なにぃ・・・!」



俺らは笑いあった。




なんかね、もうこれは本当に運命って呼んで良いと思った・・・

だって俺らは全く別の場所で巡り会ったんだからね。




俺はサトミと番号を交換した。



サトミ「なんか・・・すごいね」
俺「実は俺は石原の弟が入りそうな会社を先回りして入社してたんだよ」
サトミ「預言者か!!」



二人で今までの近況を報告しあう、サトミは大学を卒業して今の会社に入り上京した。


そして・・・
もちろん独身。