消しゴムをくれた女の子

社会人になり、俺は真面目に働いた。



てか、他の人が土日の仕事を嫌がる中、俺は恋人もいないから、どうせ暇なので引き受ける事が増える。


客先にも家に帰ってやる事も無いので、夜に顔を出して顔繋ぎをする。



いつの間にか俺は売上を伸ばし三年目に成った時に主任にしてもらった。



皆は俺を真面目だ、真面目だと誉めるが、俺は皆と違い休んでまでやる事が無いだけなんだけどね。


しかも地元から離れたもんだから板倉や森君にも会えない。


俺は完全に仕事マシーン。

家に帰るのも面倒で職場で寝泊まりする事も多々あったねー。


それがまた評価を上げるんだけどさ・・・

違うんだけどねマジで。


これだけ仕事が忙しくても俺はサトミを思った。

マジ俺キモい。


地元から新幹線でニ時間位の距離が離れてるのに俺はサトミと街で偶然会う事を期待する。


この病気は治らなかったね