消しゴムをくれた女の子

そしてとりあえずサトミの家の方向に向かう為に電車に乗った。


少し込み合った電車だったので、思いの外サトミと密着する。

20cm位の距離にサトミの顔が見える。

俺は自分の口が臭く無い事を祈りながら話しをした。



駅に到着して俺はサトミと二人でゆっくりサトミの家に向かう。

俺の家からサトミの家まで時間にして一時間半位。


中学生の頃の俺はその距離が果てしない道のりに見えた。

今は屁とも思わない距離だ。


サトミが話す横顔を見つめる。

空を見上げると夏の夜空が見える。


高二の時にサトミと二人で見た夜空と変わらなかった。

俺は再度ポケットのラブレターを握りしめる。

二人で公園に入り話を続けた。


二人の会話は尽きない。

このまま永遠に話せるんじゃ無いかと思う程話が続いた