消しゴムをくれた女の子

そしてゆっくりカズミがひじ掛けに置いてる手を握った。


カズミも俺の手を握り返す。


周りの乗客は眠っていた。


誰も俺らを見てない。


背もたれに乗せている頭を俺は少し動かしてカズミの方に顔を向ける。



カズミも背もたれに乗せながら伏し目がちにゆっくり顔を動かして・・・








俺らはキスをした。







生まれて初めてのキス。





それは軽い唇を合わせるだけのキスだった。