「真里、ちょっとリクエスト入れるのストップ」
リモコンを片手に歌いながら、次の曲を入力しようとしていた真里に制止をかける。
私のその言葉を聞いて歌うのを中断してまで苦情を入れてくる真里。
「えー、何よ? アンタも歌いたいの?」
(歌いたいなら順番守れよな?)
……このバカップルめ。
心の中で悪態をつきながら制止した理由を手短に説明する。
「ちょっと話があるのよ。できれば真里と二人っきりで」
「何の話よ?」
(俺を仲間外れにする気か?)
何とも察しの悪いカップルだ。
しかし、ここで退いてしまうと目的が果たせない。
もう一度、真剣さをアピールしながら二人に頼む。
「大事な話なの。隼人くんも……悪いんだけど席を外してくれないかな?」
両手を前で合わせ、拝むようなポーズをしながら頼み込む。
ここで丁度、さきほどまで真里が歌っていた曲の演奏が終了した。
部屋の中にカラオケの演奏と入れ替わりに小さな音量で有線放送の洋楽の曲が流れ出す。
リモコンを片手に歌いながら、次の曲を入力しようとしていた真里に制止をかける。
私のその言葉を聞いて歌うのを中断してまで苦情を入れてくる真里。
「えー、何よ? アンタも歌いたいの?」
(歌いたいなら順番守れよな?)
……このバカップルめ。
心の中で悪態をつきながら制止した理由を手短に説明する。
「ちょっと話があるのよ。できれば真里と二人っきりで」
「何の話よ?」
(俺を仲間外れにする気か?)
何とも察しの悪いカップルだ。
しかし、ここで退いてしまうと目的が果たせない。
もう一度、真剣さをアピールしながら二人に頼む。
「大事な話なの。隼人くんも……悪いんだけど席を外してくれないかな?」
両手を前で合わせ、拝むようなポーズをしながら頼み込む。
ここで丁度、さきほどまで真里が歌っていた曲の演奏が終了した。
部屋の中にカラオケの演奏と入れ替わりに小さな音量で有線放送の洋楽の曲が流れ出す。



