概ね予測通りの時間に電車は駅に到着!
 電車から飛び降りて改札へとダッシュする。

「――できるだけ離れたトコから見てて!」

 カズちゃんにそう言い残し改札へと急ぐ!
 普段の行動パターンから推察すれば――もう真里は改札前で待ってるはず!
 自分で言うのも何だが、私とはそういうヤツだ!
 何と言うか、『人を待たすのも待たされるのも嫌い』ってヤツだ。

 ダッシュの甲斐あってかすぐさま改札が見える。
 自動改札機の上にかかった時計の時刻は――八時五分。

――八時過ぎって言葉には偽りないんだけど。

 常識的に考えればそうなんだけど、この場合は待ち合わせしてる相手がお互いに自分だ。
 その分、きっと容赦ないだろう。
 見つかった瞬間に起こられるのを覚悟して改札を抜ける。

 先に見つけた方が何かと言い訳もしやすい、そう思って改札前を見回す。

……が、真里の姿が見えない。
 
 キョロキョロしているとポケットの中で携帯が鳴った。

――あれ?メール?

 ディスプレイを開くとメールの送り主は真里だった。

From:真里
Subject:おはよう

バスが渋滞に巻き込まれちゃった。
少し遅れるね。
事故渋滞だって、迷惑な話だよね。
ゴメンね。  真里

――……私の必死に言い訳を考えた労力を返せ~~~~~!!!!