ちぇんじ☆

「それで――『良い方法』って?」

 食い入るような視線を送りながらお祖父ちゃんに尋ねる。
 その『良い方法』が本当に良い方法なら私はちゃんと元に戻れる。
 夏休みが終わる、とか心配しなくても済む。
 これは……この答えだけはボケは許さない!

「うん、その方法なんじゃがな――」
「その方法とは?」
「その方法とは――」
「――とは?」

――うう、まだ引っ張るのか!

 ここでボケた日には『驚異の三年殺しツッコミ』くらいはお見舞いしてしまいそうな勢いだ。
 自分でもそのツッコミを抑えきる自信はない――。

「その前に朝飯にせん? 腹が減ってしもうて――」

 お祖父ちゃんが最後まで話しきる前に私はお祖父ちゃんにスリーパーホールドを極めていた。