ちぇんじ☆

 とりあえずはカズちゃんを落ち着かせて、原因を突き止めて元に戻る方法を探さないと。
 「まあまあ、落ち着いて」とカズちゃんをお祖父ちゃんの体から引き離そうとする。

――く……女子中学のくせに以外と力があってなかなか引き離せない。

 というか小学生の力だとこんなもんか……と分析してる場合じゃないな。
 お祖父ちゃんの表情もどんどん恍惚としたものに変わって今にも別の世界に行っちゃいそうだし。

――イチかバチか!奥の手よ!!

 カズちゃんの後ろに回って背後から手を回す。
 胸の中心部を……コリッ!
 指でつまんだ。

「ふぁ……? ん!!」

 甘い声を発してへたり込むカズちゃん。
 これぞ『対私の体用必殺技――乳首捻り――』だ!
 ここをいじられたらどんなに力を入れててもひとたまりもない。

――なぜかお祖父ちゃんまで頬を染めて照れているが……気にしないでおこう。