部屋から外を見ると、星が瞬いているのが見える。
「今日も星がきれいだな。」
疲れている頭を、星はやさしく癒してくれる。いつもならまず見ることはない。流れ星が舞った。それも一つではない、二つの流れ星が、まるで親子のように連なって流れていく。
「あっ。」
それは突然だった。
「呪文を二回繰り返したら、いったいどうなるんだろう?」
実験をするには、もう時間が遅い。ヨダセンは明日試すことにした。