「結愛ー。お待たせっ。帰ろ」
バスケ部に所属している純也の部活が終わるのを
友達と遊んだりして待っていることが多くあった。
「うんっ!!!」
実際、あたし達が付き合い始めたのは中2の秋。
きっかけはすごい些細なことだった。
文実(文化的行事実行委員)がたまたま一緒だったあたし達は
よく2人で残って作業をしていたりしていて。
合唱コンが近かったために、忙しくもあったけど
放課後に純也と残って作業をする時間がすごく好きだった。
いつの間にか一緒に作業をしている内に何でも話せる仲になっていた。
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