ミーンミーンミーンミン…



時ゎあっという間に過ぎて
気づけばセミがうっとしい夏になっていた。






「まぢでセミってうるさいっちゅーねんて」


「まぁまぁ…」






かなが美嘉を落ち着かせる。






そんな景色も大分、見慣れるようになっていた。






「そーいえば、お祭りってもうすぐじゃん」





ななが雑誌を読みながら言った。




お祭りかあ〜…





「そーじゃん♪お祭りと言ったら浴衣だょね〜」




きっとかな達は浴衣とか、似合うんだろーな…



ななはスタイル抜群だから特に!!!




「結愛に浴衣、着させたいね♪」




かなはそう言いながらむふふと笑った。




「えぇ!?!?!?」




「結愛、びっくりしすぎやん!!!」





だって、あたしに浴衣って……………。




「似合わない気がする…」




ななは、はぁっと小さいため息ひとつ。




「また始まったよ…。挑戦してみなぃとわかんないじゃん」





そうだった!!!



ネガティブなの直さなきゃいけないんだった…




「やってみる!!!!!!」






あたしは立ち上がって言った。



そこでチャイムが鳴って、みんなは自分の席に戻った。