ったく、めんどくせーな。

せっかく俺様が愚民共の希望を聞いてやったっつーのに、お前ら仕事サボることしか考えてねーのかよ。

お前ら幼稚園児か!?(※自分のことは棚上げ)


人のナイスな提案をヘッポコ案にしやがって。



早くも俺はクラス代表なんて仕事を引き受けたことを後悔し始めていた。



にしても、このの状況どうするかねぇ?

目線を合わせようと男は露骨に逸らしやがるし、女はこっちの方に顔向けながら、うつろな目で別世界を見てる気がするし……。


正直あんまり関わり合いになりたくない。



そうだ、こういう時こそ相棒(という名の小間使い)の出番♪


と思ってはみたものの……。



高宮が動く気配、ゼロ。


使えねー。

もしかして有能っぽいのは見かけ倒し……とか?

だとしたらそんな女にまぐれとは言え、この俺様が……。

ハァ~……。


心の中で密かに盛大なため息をついた。


その先は考えないことにする。