「あのさっ、お願いが・・あるんだ」
「・・・お願い?」
「お願いじゃないかな・・?」
けいとくんは苦笑いしてる。
時計を見るともう10時。
きっと、しゅうたくんたちはよく眠ってるんだろう。
「何?」
「そのっさっ、一緒に外・・でない?」
「え・・?外?」
「・・うん」
今は春でたぶん外は涼しい風が吹いてる。
「・・・・うん。いいよ」
なんて答えればいいのか分からなくて、どうやって出るのかも聞かずに『うん』って言っちゃった。
「えっ?・・・ほんとぉ??」
「うん」
いつのまにかボクは眠たかったのも忘れちゃってた。

