ボクの1ヶ月間トモダチ





「こぉ〜らっ。大切なママのことをおばさんなんて呼ばないのっ!」



そう言ってあかりお姉ちゃんが入ってきた。




「もうそろそろごちそうさまするよぉ!」



「ヤバッ!オレ全然食べてないっ!!」




そう言うとしゅうたくんは夕食のシチューを一気に口にふくんだ。




「ほらほらっ、ゆっくりでもいいからよく噛んで食べなさいっ。けいとくんは食べられたかなっ?」



「・・・。」




けいとくんのテーブルにはまだ全然減ってない夕食が乗っかっていた。




「・・ごめんなさい。」



「あっ、いいのっ、いいの!食べられる物を少しずつでも食べていこ?」




最近はよくこんなやりとりを見る。



やっぱりどれだけボクたちが応援したって、けいとくんの食べる量は減っていく。