「「「「「バイバイっ♪」」」」」
「バイバイっ☆」
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「いいなぁ、たいちくん、あんなママいてっ。」
夕食時間にかなちゃんが口をふくらませて、言った。
「えっ?そんなことないよ。」
なんて言ったけど本当はすっごくうれしかった。
だって自慢のママだもん。
「かなのママ、いっつもドジばっかするんだもんっ。」
「そんなのかわいいよっ。オレのママは、転んだって『しゅうたは男なんだから泣くなっ!』って。誰かの悪口言っちゃったときはすんげー怒られるし。。。」
「ははっ。でもしゅうたくんのママ、いつもスーツ着ててカッコイイと思うけどなぁ。」
「かな、しおりちゃんのママ好きだなっ。だって、すごいキレイでさっ、いつもニコニコしてるよね。」
たしかにしおりちゃんのママはキレイ。
昔、モデルやってたってママが言ってたっけ?
「そーいえば、けいとくんのママとそんなに会ったことないよね?どんな人なの?」
かなちゃんがけいとくんにベットから身を乗り出して聞いた。

