「さぁってっ、もうそろそろ帰んなきゃなっ。」 それからボクたちはいろいろ話した。 得意なこと。 苦手なこと まきとお兄ちゃんやあかりお姉ちゃんのこと。 何を話してもきりがないくらい。 きっとこんな風にたくさんしゃべれたのは、ママのおかげ。 ママはいつもちゃんと目を見て明るく話してくれるし、聞いてくれる。 ただそれだけだけど、ものすごく安心できるんだろうな。