「・・ごめんね。」
「むぅー・・・?」
あっ、けいとくんが起きちゃったかも。
きっとしゅうたくんのせいかな・・・?
「あっ、けいとくん。おはよう。気分悪くないかな?」
あかりお姉ちゃんがけいとくんに優しく声をかける。
・・・・けど、
ガバっ
ボクたちを確認すると布団を頭までかぶってしまった。
「?なんで隠れちゃうんだよっ。」
今度はしゅうたくんが呼びかけた。
「・・・・・。」
やっぱり何も言わず、黙ったまま。
「・・・どうしたのかな?」
かなちゃんがけいとくんに聞こえないようにして、ボクたちに言った。
「・・・とりあえずそっとしておこう。ほら、もうすぐまきとお兄ちゃんがお昼ご飯持ってきてくれるよ。」
あかりお姉ちゃんが言った通り、時計を見ると短い針が12をさしていた。
ボク、だいぶ眠ってたんだ・・・。
でもけいとくんなんで顔なんか隠しちゃってるの?
・・・もしかして昨日のこと?

