ボクの1ヶ月間トモダチ





「・・ごめんね。」



「むぅー・・・?」




あっ、けいとくんが起きちゃったかも。



きっとしゅうたくんのせいかな・・・?




「あっ、けいとくん。おはよう。気分悪くないかな?」



あかりお姉ちゃんがけいとくんに優しく声をかける。




・・・・けど、




ガバっ





ボクたちを確認すると布団を頭までかぶってしまった。




「?なんで隠れちゃうんだよっ。」



今度はしゅうたくんが呼びかけた。




「・・・・・。」




やっぱり何も言わず、黙ったまま。




「・・・どうしたのかな?」



かなちゃんがけいとくんに聞こえないようにして、ボクたちに言った。




「・・・とりあえずそっとしておこう。ほら、もうすぐまきとお兄ちゃんがお昼ご飯持ってきてくれるよ。」




あかりお姉ちゃんが言った通り、時計を見ると短い針が12をさしていた。



ボク、だいぶ眠ってたんだ・・・。



でもけいとくんなんで顔なんか隠しちゃってるの?



・・・もしかして昨日のこと?