1分ぐらいたって、あかりお姉ちゃんとまきとお兄ちゃんが息をきらし、走ってきた。




「けいとくん、どうしたぁっっ?!」



「・・・鼻血が止まらなくなってるみたいだな。」



「あたし、ティッシュとタオル持ってきますっ!」



「おぉ、頼むわ。」



「まきとお兄ちゃんっ!!」




ボクは何もできず、ただ叫ぶしかなかった。




「たいちくん。大丈夫だから、落ち着いて。」



「・・・うぅ、」



「鼻が痛いのか?」



「っ、タオルっ、持ってきました・・・っ!!」



「ありがとう。」




まきとお兄ちゃんは、そのタオルをけいとくんの鼻にあてた。





だんだん真っ白なタオルが赤色に変わっていった。