「っ!・・・けいとくんっっ!!」 ボクは、しばらく何が起こったのか分からなくなった。 とにかく、あかりお姉ちゃんを呼ばなきゃ。 ボクがけいとくんのナースコールを押そうとした。 ・・・のに、けいとくんの冷たい手がボクの手を止めた。 「・・・だっ、いじょぶっ・・・だから、」 「大丈夫なんかじゃないっ!!」 ボクは首を振るけいとくんにそう叫んで、止めていた手を振りはらってナースコールを何度も何度も押した。