「あっ、そーいえば今日、たいちくんそんなにおせき出なかったね。」
「うんっ。」
ぼくは、必ず1日に1回は、ひどいせきが出るけど、今日は朝に少し出ただけだった。
「でも、寝てるときに出ちゃうかも・・・。」
「でも、きっと良くなってきてるんだよ。みんなも、もし苦しくなったら、ちゃんとコールボタン押してね。」
「「「「はーいっ。」」」」
「はいっ、じゃあおやすみなさぁい。」
「「「「おやすみなさぁいっ。」」」」
あかりお姉ちゃんは、電気を消して出て行った。
正直、ボクは病気が良くなっているなんて、そんなに嬉しくない。
だって、しゅうたくんたちとお別れしたくない。
もちろん、あかりお姉ちゃんとまきとお兄ちゃん、医院長先生だって。
ボクの病気は、たぶん5人の中で1番軽い病気だ。
みんなつらいはずなのに、治らなくていいなんて思ってしまう、ボクがキライだ。

