そう言われてみれば、けいとくんは入院食を全然食べてない。
ボクが
「お腹減ってないの?」
って聞いても、
「お腹いっぱいなんだ。」
って。
ボクは全く気にしてなかったけど、けいとくんが怖い病気なんて、
「ただいまー。何話してるの?」
けいとくんが検査が終わって、帰ってきた。
「別に・・・なんでもないよ。」
しゅうたくんがごまかすように言った。
「えー、教えてよ。」
「ボクたちのママやパパの話してただけだよっ!!」
ボクは大きな声で言った。
ボク、けいとくんにウソついちゃった。
悪いことって分かってるけど、なんかそんなこと話してたなんて知られたら、もっとけいとくんに悪いことだと思ったから。

