「赤い……」


「だろ?」

桜井がニヤニヤしている


「…あ、ちょっと俺

熱あるかも!!


あー…

なんか気持ち悪りいわ…


俺、帰る!!」


ガラガラ…

バタン!!


桜井は

今日も俺を
止めなかった。

でも、今日は
諦めたのではない…

桜井は俺の何かを
察したのだ