「木下!!」

再び桜井に

起こされる日が

やってきた。


「なんだよ…?」


「部活中に居眠りしてて

その態度はなんだよ!!」

「うるせーな!!

寝かせろよ!」


桜井は黙ってしまった


しばらくして

桜井が口を開けた

「お前さ、

昨日なんかあった?


なんか今日すげ

機嫌わりいじゃん…

つか研究は?」


機嫌?

普通だよ…

研究?

んなもの飽きたよ…


「なんも…」


桜井は若干心配そうな

顔をしている

「なんもねえって!」


「Aちゃんか?」


その名前を言われた

瞬間ドキッとした。

「図星だな…

顔赤いけど?(笑」


顔が赤い!?

そんなはずは…


理科室にあった鏡で

すかさず確認した。