ガシャーン!


アタシ達の座るショーウィンドー側の席に、大きなガラスが割れる音を響かせて、何かが飛んで来た。


その正体は若い男性だった。
彼は、飛んで来た衝撃で痛みに呻(うめ)いていた。
彼が飛んで来た軌跡を辿り目をやると…


アタシは凍付いた。


またも、見た事がない生き物がいた。
それはチロルとは違い可愛い感じでは無かった。


何故なら…一言で言うと…


恐竜?


だったから。


その恐竜は高さ3メートルくらいあり、頭から尾まで多分10メートルはあったと思う。


チロルは、まだ恐竜に気がついてない。
アタシは、チロルを連れて逃げようとした!

が…腰が抜けて立てない(泣)
ヒィィ!アタシまだ死にたくない。幸せな家族を作る夢も達成してないのにぃぃぃ(号泣)


グルル…

チロルが、やっと恐竜に気がついた。
恐竜が、何かをチロルに語り出した。


でも、アタシには恐竜の話す言葉が解らない

チロルも、あまり理解してない様子だ。
でも、この2体は間違いなくコミュニケーションを交してる。
絶対に何か関係があるに違いない。


その時だった!
突然、恐竜がスタバ店内にいるチロル目掛け突進して来た。


ショーウィンドーをブチ抜き早く重い突進!チロルは、突然の出来事に戸惑い避けれず突進の餌食になった。


チロルは…店の奥へとフッ飛され見えなくなった。
スタバ店内は、錯乱した客や店員が慌てて逃げだした。


その場にいるのは…


恐竜と、店の奥へとフッ飛され見えなくなったチロル、そして…腰を抜かし立てなくなったアタシ


最悪な状況…あぁ夢なら覚めて(泣)