室内では十名程の捜査員が待機していた。
捜査本部と言っても犠牲者一人の殺人事件としては初動ではこの程度である。
そこへ東新宿署捜査一課長を引き連れた小島が現れた。
「なんで管理官まで来るんですか?」
幸太郎はびっくりして小声で言った。
「マスコミが飛びつきそうな事件には必ず首突っ込むのよ。それにこの事件には『爆弾』があるからね。」
恵理が思わせぶりにそう答えた。
確かに今朝からワイドショーはこのニュースを取り上げていた。
マスコミが取り上げる事件は所轄主導であってもこの様に、
所轄の捜査一課長を引き連れて入場するのが、小島の常であった。
どっかのドラマでみた様な管理官入場シーンに呆れ顔の恵理に対して、
「爆弾?何ですか?」
「さあ、捜査会議始まるわよ。」
幸太郎の問いを遮って恵理が言った。
「あっ、よし、頑張るぞ。」
と気合を出す幸太郎であった。
東新宿署の捜査一課長から紹介された小島はすくっと立ち上がり。
「この小島が乗り出すからには事件の解決は時間の問題だ。」
と笑いながら言い放った。
その声を聞いて吐きそうになる恵理であった。
捜査本部と言っても犠牲者一人の殺人事件としては初動ではこの程度である。
そこへ東新宿署捜査一課長を引き連れた小島が現れた。
「なんで管理官まで来るんですか?」
幸太郎はびっくりして小声で言った。
「マスコミが飛びつきそうな事件には必ず首突っ込むのよ。それにこの事件には『爆弾』があるからね。」
恵理が思わせぶりにそう答えた。
確かに今朝からワイドショーはこのニュースを取り上げていた。
マスコミが取り上げる事件は所轄主導であってもこの様に、
所轄の捜査一課長を引き連れて入場するのが、小島の常であった。
どっかのドラマでみた様な管理官入場シーンに呆れ顔の恵理に対して、
「爆弾?何ですか?」
「さあ、捜査会議始まるわよ。」
幸太郎の問いを遮って恵理が言った。
「あっ、よし、頑張るぞ。」
と気合を出す幸太郎であった。
東新宿署の捜査一課長から紹介された小島はすくっと立ち上がり。
「この小島が乗り出すからには事件の解決は時間の問題だ。」
と笑いながら言い放った。
その声を聞いて吐きそうになる恵理であった。
