裏切り恋愛

「おはよう、実由」
「おはよっ」
「どうしたの?なんか、疲れてる感じ……」

舞は鋭い。
実由の昨日の悲惨な出来事を見透かすような瞳。

「うん……ちょっとね」

それでも実由は、舞に話せなかった。

舞には心配かけたくない。

「話してよ?実由……」
「……学校でねっ」
「うん」

実由は心を決めた。
舞に……話してみよう。
どんな気持ちになるだろう。
舞は、どう思うだろう。

あたしのこと、汚いと思うかな……?

実由は不安になった。
でも、舞になら、話せる。
そう思い、精一杯明るく振舞った。