続・特等席はアナタの隣。

「あのまま別れりゃ良かったのに、結局仲直りしたのか」


本当に悔しそうに亮さんは俺に言い放った。


この人の本心は一体どこにあるのか、本当に分からなくなる…。ついこの間まではモカと仲直りしろって説教したくせに…。


「言ったじゃないですか。モカを放っておくつもりはないって」


「うるせ。あのままモカに振られりゃよかったんだ」


どこまでも憎らしい言葉を吐く亮さんに、血管がブチ切れそうになる。