続・特等席はアナタの隣。

「わざわざありがとう。これから仕事でしょ?頑張ってね」

家まで送り届けたあと、モカが律儀にもお礼を言ってきた。


「あぁ…」

離れがたいほど可愛い笑顔で微笑まれ、このまま仕事をサボってしまおうかという気になってくる。


そんな俺の気持ちにモカは全く気づいていない様子で、「じゃあね」とあっさり別れようとした。

……普段は本当に淡白だな…。



離れたくなくて思わず抱き寄せると、「やだっ…!!ちょっと…!?」と、モカは焦り出し、思い切り嫌がった。