続・特等席はアナタの隣。

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そして、一ヵ月後――……。

俺たちには、いつもの日常が戻っていた。



「モカ、帰ろう」

「和泉君!?教室まで来なくていいって言ったじゃん…!!」


結局モカの性格は相変わらずで、遠慮がちなところも、自信がないところも健在だ。


まったく…。


「いいから、気にすんな」

「もう…。和泉君はいいかもしれないけど…」


小言が続くモカの手を引き、腰に腕を回した。


周りのざわめきが一際大きくなったが、遠慮なんてせずそのままモカを連れて歩いた。