続・特等席はアナタの隣。

「でも、そういや何で俺のとこまで来てくれようと思ったんだ?」

私の顔をのぞき込みながら、和泉君が聞いてきた。


「…あのね、みんなに凄く励まされたの…。情けないくらい」

「みんな?」

「うん、麻美やお兄ちゃんや、純ちゃんや優作さん。あ、あと和泉君のお兄さんにも」


みんなの言葉にとても元気付けられ、和泉君に会いに行こうという勇気が湧いた。


そのことを伝えると、なぜか和泉君はムッと眉を寄せ……


「……なんか、気に入らねえな」


とつまらなそうに呟いた。