続・特等席はアナタの隣。

「お互い好き同士なのにさ、もったいないよ。そんな悩んでばっかりだと」

「好き同士って…?」

「彼を見ればすぐ分かるよ。モカちゃんのこと、すごく大事そうに見てたし。……ていうか、俺、すげー睨まれたし…」

「ご、ごめんなさい…!なんか、優作さんを勝手に警戒してるみたいで…」

「みたいだね」

そう言って優作さんはハハハと可笑しそうに笑った。


「まぁ、彼への気持ちが冷めてるって言うなら話しは別だったけど、好きならもう周りなんて気にしないこと!」

「……はい」

「中にはひがんでくる子もいるかもしれないけど、私が彼女なんだからー!!て返り討ちにしちゃいなよ」

「返り討ちって…!」

その言い方がおかしくて、思わずプッと笑った。


「そうそう、モカちゃんには笑顔が一番だよ」

どこまでも優しい優作さんに励まされながら、静かな夜の住宅街、2人で声を上げて笑った。