続・特等席はアナタの隣。

店の外に出ると、さすがにあの女子高生たちも付いてこなかった。


「モカ……大丈夫か?」

「ぇ…あ、うん…」


あいつらが登場した時から、モカの表情がまたズーンと沈んでいたことが気になっていた。きっとまた卑屈になってるに違いない。


「余計なこと考えるな」

「………」


俯いたままでいるモカの手を引き、今度はあまり人がいない所に連れて行くことにした。

今度こそ邪魔されたくない。

これ以上モカの心を惑わされたくない。



ギュッと手を繋いで歩き始めたその時。


「あの、ちょっといいですか?」


今度は男の声が後ろから聞こえてきた。