続・特等席はアナタの隣。

どうしたものかと困っていたら、中から「純ちゃん!?」「純!?」と、悲鳴を聞きつけたモカと純ちゃんの兄貴が慌ててやって来た。

……一緒に駆けつけてきたところに、またイラついてしまう。



「モ、モカ先生っ!!く、黒崎先輩がうちに…!!何でっ…!?」

純ちゃんがモカにパニックになりながら聞いているが、当のモカはギョッと俺の姿を捉えたときから固まったままだった。


そんな2人の様子に、「何?何の騒ぎ?」と純ちゃんの兄貴が不思議そうに聞いていた。