店の中に入っても先客などはおらず、やはり二人だけだった。
ということは、モカの話だな…。
やっぱり、モカの様子がおかしいこと亮さんも気付いてんのか…。
ウエイトレスがニコニコと俺たちを見ながら注文を取りに来たが、亮さんは「コーヒー、二つ」と冷たく言い放っただけですぐ俺に向いた。
……機嫌わりぃな…これは…。
黙って亮さんの顔を見ると、亮さんも俺をジロッと睨みながら口を開いた。
「てめぇ、モカに何した」
「……何も」
……それは事実だし。
俺や、俺の周りのことでモカは悩んでいるみたいだが、俺自身は何もしてないつもりだ。
ということは、モカの話だな…。
やっぱり、モカの様子がおかしいこと亮さんも気付いてんのか…。
ウエイトレスがニコニコと俺たちを見ながら注文を取りに来たが、亮さんは「コーヒー、二つ」と冷たく言い放っただけですぐ俺に向いた。
……機嫌わりぃな…これは…。
黙って亮さんの顔を見ると、亮さんも俺をジロッと睨みながら口を開いた。
「てめぇ、モカに何した」
「……何も」
……それは事実だし。
俺や、俺の周りのことでモカは悩んでいるみたいだが、俺自身は何もしてないつもりだ。


![いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/12250-750.jpg?t=1676623078)
