「触るな」
その衝動でよろけている後藤君を睨みつけながら、底冷えするような恐ろしい声で言い放った。
い、和泉君も怖いよっ!!
しかし、後藤君はそんな和泉君などおかまいなしな様子で再び私に向いた。
「君からも黒崎を説得してくれよ!!」
「えぇ!?」
説得!?
いや、いくらなんでも彼女としてそんなことは説得できない!!
「あなたの気持ちも分かるけど…。私も和泉君だけは譲れないってゆーか…!!」
な、なんて答えればいいの~!?
必死でどうにか答えていると、目の前の後藤君はポカンと顔をしながら「……譲れない?」と呟いた。
その衝動でよろけている後藤君を睨みつけながら、底冷えするような恐ろしい声で言い放った。
い、和泉君も怖いよっ!!
しかし、後藤君はそんな和泉君などおかまいなしな様子で再び私に向いた。
「君からも黒崎を説得してくれよ!!」
「えぇ!?」
説得!?
いや、いくらなんでも彼女としてそんなことは説得できない!!
「あなたの気持ちも分かるけど…。私も和泉君だけは譲れないってゆーか…!!」
な、なんて答えればいいの~!?
必死でどうにか答えていると、目の前の後藤君はポカンと顔をしながら「……譲れない?」と呟いた。


![いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/12250-750.jpg?t=1676623078)
