続・特等席はアナタの隣。

「ごめんねモカ先生!!委員会があって遅くなっちゃったっ!!……って、いいなーっ!!純も食べたーいっ!!」

勢いよくリビングに入ってきた純ちゃんが、私と優作さんが食べているドーナツを発見し、キラキラと見つめながら近づいてきた。


「おかえり!純ちゃんを待ってる間に優作さんにもらっちゃった!!」

「純のは!?純のは!?」

「慌てんなって。純のもちゃんとあるから」


そして、純ちゃんも加わり、3人でまた至福のドーナツタイムを過ごした。



「おいし〜♪」

3人とも、ニコニコと幸せそうな顔でドーナツを食べている。


…なんかいいな、こういうの。ほのぼのと平和で…。


優しくて面白い優作さんに、元気で明るい純ちゃん。

この2人のおかげで、私の疲れた心はみるみると癒されていった。