続・特等席はアナタの隣。

「ま、お茶でも飲んでてよ」

リビングに通され、優作さんは丁寧にお茶まで入れてくれた。
おばさんも今日は出かけているらしい。


「すみません…」

「いやいや、こちらこそ悪いね。待ってもらって」

そう言って優作さんは私の向かいに座って、一緒にお茶を飲み始めた。


そして、じーっと私の顔を見ながら呟いた。


「なんかモカちゃん疲れてる?」

「え?」

ば、ばれてる…?

そんなに私って分かりやすかっただろうか…。