続・特等席はアナタの隣。

結局、私ってば彼女たちの会話を真に受けてかき乱されてただけ…?


「なんだ…」

なんか…疲れがドッと押し寄せてきた…。もう、しんどい…。


いつもなら気にしないようにしてたけど、昨日からあれこれと悩んでいたせいで、心のダメージが強すぎる…。


ていうか、これから先も和泉君の噂を聞くたびにこうやって振り回されるんだろうか…。

先が思いやられる…。


グッタリと脱力していると、和泉君はポンポンと頭を撫でながら、

「モカしか興味ねえから、ご心配なく」

と甘い表情で笑った。