続・特等席はアナタの隣。

ウソだとしたら、何でそんなこと言ったんだろうか…。

あの子たちの言い方だと本当っぽかったし…。


ぐるぐると考えていると、和泉君は「あ、」と思い出したような声を上げた。


「でも、適当な会話くらいはしたけど。おめでとうって言ってくる奴を無下にするわけにもいかねえし。そういや勝手に携帯のカメラ向けてくる奴もいたけど…。もしかしてそのことか?」


……たぶん、いや、完全にそれだろう…。


「何それ…みんな大げさに言いすぎだよ…」

「ま、素直に信じるモカも悪いな」


そう言って和泉君は楽しそうに笑った。