続・特等席はアナタの隣。

そして翌日、学内は昨日のサッカー部の優勝、というより和泉君の話題で持ちきりだった。

いつも以上に、あちこちで和泉君の名前が出てくる。



「ねぇねぇ、試合見た〜!?黒崎和泉超カッコよかったよね〜!!」

「ねー!!同じ大学に入れてよかった〜!!」


みんな、うっとりしながら和泉君のことを話している。


い、いつものことよ……いつものこと…。

気にしないように心の中で念じているけど、どうしても耳に入ってしまう。


耳栓でも買おうかな…。

そんな古典的な対策法を考えていると、一際大きく、自慢気に喋る女の子の声が聞こえてきた。

「昨日サッカー部の友達にお願いして祝勝会に行かせてもらったんだ〜。黒崎君と仲良くなれて一緒に写真撮っちゃった♪」