そして、みんなの視線をヒシヒシと感じながら、手を繋いでキャンバス内を歩いて帰る。
和泉君は平気なんだろうか…。いや、でも昔から注目されてたからきっとなんてことないんだろうな…。
周りに目もくれず歩く和泉君をチラリと見上げたその時、後ろの方から「おいっ!!黒崎ーっ!!」と大きな叫び声が聞こえてきた。
な、何っ!?
2人で同時に振り返ると、そこには息を荒くしたガタイのいい青年が立っていた。
その人を捉えた瞬間、和泉君が、はあぁと盛大なため息を吐いている。
「悪いモカ、ちょっと待ってろ」
そう言って和泉君は繋いでいた手を放し、その人の所へ向かった。
和泉君は平気なんだろうか…。いや、でも昔から注目されてたからきっとなんてことないんだろうな…。
周りに目もくれず歩く和泉君をチラリと見上げたその時、後ろの方から「おいっ!!黒崎ーっ!!」と大きな叫び声が聞こえてきた。
な、何っ!?
2人で同時に振り返ると、そこには息を荒くしたガタイのいい青年が立っていた。
その人を捉えた瞬間、和泉君が、はあぁと盛大なため息を吐いている。
「悪いモカ、ちょっと待ってろ」
そう言って和泉君は繋いでいた手を放し、その人の所へ向かった。


![いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/12250-750.jpg?t=1676623078)
