やっぱり、嫌なことがあったんだ…。どうりで様子がおかしいはずだ。
公園の中を歩く間、和泉君は無言だった。
夜の公園は人がほとんどいなくて、とても静か。少し歩いたあと、目に入ったベンチに2人で座った。
「ごめんね…。嫌なことがあったっていうのに、くだらないことで電話しちゃって…。仕事、邪魔しちゃったでしょ?」
「モカ、勘違いしてるようだけど、モカからの電話を邪魔だなんて思わない。嬉しいから」
「そ、そう…?」
「ああ。今日だって、実はずっと待ってた。俺、連絡しなかったろ?」
「え!?わざと連絡くれなかったの!?何でそんな試すようなことを…」
「何でだろうな…」
そう言った和泉君は、フッと切なげに笑った。
公園の中を歩く間、和泉君は無言だった。
夜の公園は人がほとんどいなくて、とても静か。少し歩いたあと、目に入ったベンチに2人で座った。
「ごめんね…。嫌なことがあったっていうのに、くだらないことで電話しちゃって…。仕事、邪魔しちゃったでしょ?」
「モカ、勘違いしてるようだけど、モカからの電話を邪魔だなんて思わない。嬉しいから」
「そ、そう…?」
「ああ。今日だって、実はずっと待ってた。俺、連絡しなかったろ?」
「え!?わざと連絡くれなかったの!?何でそんな試すようなことを…」
「何でだろうな…」
そう言った和泉君は、フッと切なげに笑った。


![いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/12250-750.jpg?t=1676623078)
