続・特等席はアナタの隣。

「あの……あんまりモカをいじめないでくれません?」

「いじめてねえよ!!俺なりの可愛がり方だ!!」

「どこが…」

「それに!!それだけじゃねえよ!!あいつの寝起きも超可愛いぞ!!」

「あぁ…あれは確かに可愛い」

「だろ!!なんか小動物みてーっつーか……っておい!!!!何でお前がモカの寝起きを知ってんだよ!!」

「…………」



……思わず亮さんから視線を逸らした。


「まさかっ!!……てめぇっ!!モカの純潔を奪ったのか!!」

「そーいうことデカい声で言うなよ!!」


店内にいた客がチラチラとこちらを見ており、マスターも苦笑いしていた。