続・特等席はアナタの隣。

それから数時間。

俺への文句を散々吐きながら、モカの兄貴はどんどん酔いつぶれている。


「昔は俺の言うこと何でも聞いて素直で可愛かったのに…。あんな生意気に反抗するなんて……お前のせいだっ!!」

……何でだよ。

いや、でもここで反抗するのはよくない…。


「ちょっと、飲みすぎじゃないですか…?」

「うるせえ!!飲まなきゃやってらんねえよ!!」

そう言いながら、ヤケ酒のようにガンガンと飲んでいる。


「お兄ちゃん、お兄ちゃん、って離れなかったのに…今じゃ、寄るな、来るなとウザがられ…」

「はあ…」


自業自得のような気がするが、涙目でヘコんでいる姿を見ると少し可哀想になってくる。