続・特等席はアナタの隣。

目の前の女たちは、モカの兄貴が通う大学の友人たちであることが分かった。


「ねえねえ!名前は?何ていうの?」

「歳は?」「どこの大学?」


……さっきからもの凄い勢いで質問責めにあっている。


帰りてえ…何なんだこの女たちは…。


すべてシカトしたいところだが、モカの兄貴の手前そうすることもできず、必要最低限だけ答えていた。


「なんか黒崎君って超クールだね〜♪カッコいい〜」

「年下って感じしないよね〜♪」


ただ不機嫌に答えているだけなのに、逆効果になっている。

どうすることもできず、はぁとため息を吐くと、後藤が俺の頭をバシッと叩いた。