続・特等席はアナタの隣。

「……あり得ない、帰るぞ」

後藤に声をかけ引き返そうとしたら、後藤は俺の言葉を無視してさっさと席についていた。

「よろしくお願いしまーす♪」と調子よく挨拶をかまし、早くも溶け込んでいる。



「おい!!」

「いいじゃん黒崎!たまには楽しもうぜ!!」

……こいつは…。もう知らね。


浮かれている後藤なんて放って一人で帰ろうとしたら、モカの兄貴にガシッと腕を掴まれた。

「誰が帰っていいって言った?」

「こういうことなら帰ります」

「ダメだ」

腕を掴まれたままもの凄い力で引きずられ、無理やり席に座らされた。