続・特等席はアナタの隣。

「きゃ~!!浅野君来たーっ!!」

ぅおっ…。何だ…?

個室に入った途端、黄色い歓声が上がった。

席には着飾った4人の女と、モカの兄貴の友人と思われる男が対面して座っている。



「ごめんごめん!遅くなって!!……てめぇら、そこ座れ」

モカの兄貴は調子よく女の子に謝ったあと、俺たちに向いて空いている席を指差した。



「……何すか、これ」

眉間にシワを寄せながら訊ねると、女の子の視線が一斉にこちらに向いた。

さっきまでキャーキャー騒いでいたのに、皆その動きをピタッと止めて俺たちを凝視している。