続・特等席はアナタの隣。

俺も暇じゃない。さっさと用件を済ませて欲しい。

と思いつつも、そんなことを言ってしまえばさらに関係が悪化してしまう。

訳が分からないままだったが、大人しくついて歩いた。



トントン。

隣を歩く後藤が俺の肩を突いてきた。

「あいつ、誰?」

前にいるモカの兄貴を指差しながら小声で聞いてくる。


「……モカの兄貴」

「はあぁ!?」

思いもしなかった人物のようで、後藤は「モカちゃんの!?」とギョッと驚いている。


「何で俺まで!?」

「知るか」

こいつも可哀想に。俺と一緒にいただけで巻き込まれて。