ピンクマーブル




凜は口を閉じた。

しばらく凜の顔を
見ていると、
凜は起きる様な
仕草をした。


急いで寝たフリをした私。




『ん…。寝てたのか…。
 灯梨…、まだ寝てる。』




不意に凜が、
私の頭をなでたので
私はびくついてしまった。




『……怖がり。』


『!!!』




凜は軽く笑いながら言った。


…凜は…いつも
そうだった。