ピンクマーブル




『そういえばさぁ、
 今日バスケ部
 あるらしいけど
 梓、行かなくて良いの?
 凜、行っちゃったよ?』




私が聞くと梓は




『いいんだよ、
 めんどくさいし』


『ふーん……、』




予想外の反応だった。

梓、サボりなんて
滅多にしないのに……。



こんな話をしていると、
いつの間にか
夕方になっていた。




『もぅ、こんな時間っ。
 じゃね、灯梨ちゃん』


『じゃ、俺らも行くよ。』